ヴィニョル

CHÂTEAU VIGNOL
シャトー・ヴィニョル
シャトー・ヴィニョルのワイン造りの歴史は中世に始まり、何世紀にも渡って弛まなく続けられている。18世紀には、モンテスキュー(フランスの哲学家、『法の精神』を著し、立法・行政・司法の三権分立論を唱えた)が所有していたこともあるという、由緒あるシャトー。また「ヴィニョル」とは、ブドウ樹が植わっている所という意味がある。この辺りのブドウ畑は、広いアントル・ドゥー・メール地区の中でも最古のもので、ここから広がっていったと伝えられていることから、この名前が付けられている。
現在のオーナー、ベルナールさんは、ボルドー大学醸造学部を卒業後、醸造家の資格を取得し、ワイン研究・試験所で働いていた。その後1970年頃、先祖代々から引き継がれてきた土地でワイン造りを行う決心をし、それ以来ワイナリーの経営を行っている。
所有する地所100haのうち、排水や日照条件に優れた葡萄栽培に最高の立地条件の区画を選んで栽培している。また土壌のタイプに応じた品種を選別して植樹している。伝統あるワイン産地の長い長い歴史によって、“テロワール”と“品種”の調和が見事に取れたワインを産み出している。
「ワイン造りに大事なことは、土壌の特性と共にその中の動物や微生物による作用をしっかりと理解し、その土地ならではの個性をぶどうに引き出してやること」とベルナールさんは言う。
このワイナリーでは、農薬を極力抑えた栽培を行いながら、生物学“ビオロジー”に基づく農業を目指している。そのためには“健全な土壌”が欠かせない。「今後も合成化学物質を使わない農業を精力的に続けていく」と語ってくれた。
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シャトー・ヴィニョル ボルドー・ルージュ 1,800 円 詳細を見る
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シャトー・ヴィニョル AOC アントル・ドゥー・メール 2,100 円 詳細を見る